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はじめまして

このたびしまうまカウンセリングのカウンセラーとして勤務させていただくことになりました本橋と申します。

私がカウンセリングに関心を持つことになったきっかけは、高校時代のある国語の先生との出会いに遡ります。その先生に出会うまでは私はどちらかといえば理系に進もうかと考えていました。その国語の先生はとても厳しい先生で時に烈火のごとく怒るなど怖い一面がありました(昔はそういう先生が今より多かった気がします)が、教えることに関しては非常に熱心でした。特に、わからない表現はきちんと辞書を引いて調べ、時間をかけて精読する仕方を学びました。おかげで私は本を読むことの楽しさを知るようになりました。

当時どれだけ理解できていたかは怪しいですが、背伸びをして一般の小説だけでなく難しい文学書や思想書、心理学の本にも手を出し、自分なりに分かったつもりになっていたことを思い出します。至らない点がたくさんあったと思いますが、それでもその先生は、私が読んで考えたことについて、親身になってきめ細かく指導してくれました。そのなかで私は人間の心理について関心を持つようになっていったのです。いろいろな壁にぶつかったときに、本を読むことで救われたところが大きかったです。その後は心理学を専攻し、臨床心理士として働くようになりました。現在は実際的な援助の方に興味は移っていますが、それでも人間の心の奥深さに関する探究心は、仕事をするうえで原動力のひとつになっています。

人生には、その後の自分に大きく影響を与えるような重要な出会いがあるように思います。そのような出会いに多く恵まれた人は幸せです。カウンセリングもまた出会いの連続であり、来談される方々の多様な人生をお聴きして私も日々学ばせていただいております。誰一人として同じ人生はありませんので、新鮮な気持ちでお聴きしていくことができます。皆様方との出会いを大切にしていこうと思っております。よろしくお願いいたします。

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