カウンセリングの利用の類型

最終更新: 1月31日

カウンセリングはオーダーメイドとかオンデマンドだと言われる。

しかし、何でもありでは漠然としてしまう。

そこで実際的な利用例を分類してみた。


1 査定 

 自分や今の状態を心理的な専門家から第三者としての視点で教えて欲しいという依頼である。心理検査がその代表で、その検査に基づく査定を伝える。検査をしなくても、カウンセラーからのアセスメント(査定)のコメントという形で意見や助言を受けることもできる。


2 問題対処

 問題への対処を考えたり教えてもらうための利用である。カウンセリングを用いてマイナスにプラスをもたらそうとするものである。症状を低減したり、問題を解決したりするなどである。また、そのために問題の性質や原因や背景を探っていくこともある。


3 成長や目標実現

 マイナスに取り組むというよりプラスを増やすという感じである。問題対処の延長線上にあることもあるし、目標や課題に取り組むこともある。これもそのために、その人の性質や背景を扱うこともある。


4 予防

 問題や課題がなくても、現状を維持し、将来のマイナスのリスクに対して予防するという利用の仕方もある。ストレスが溜まって再発するのが心配だったり、何か気になるというとき、いわゆる未病であっても無病であってもかまわない。気になったらお話しいただきたい。また、今は問題ないがこれこれは将来的に問題になってくるという未来の問題への対処は予防ということもできよう。

 以前、カウンセリングにくるのは保険に入っているみたいなものだと言われたことがあるが、何かのときのために、自分の様子を見て知っておいてもらうというのもある。


5 維持(メンテナンス)

 これは床屋さんや美容院のような感じで、髪が長くなったのが気になったら行くとか、虫歯でなくても歯医者さんに掃除してもらいにいくという定期的なものである。人によりそのサイクルは異なるが、自分の中にあるものを時々話してすっきりするというものである。

 これは温泉に浸かってさっぱりしたり、マッサージにいってすっきり楽になるとかいうのとも近い。

 以前に自分のことを知っているカウンセラーにときどき話にくるというかかりつけ感覚である。こういう日常的なものも安心につながる。


 カウンセリングというと1や2が前面に出ているように見えているが、それ以外にもいろいろな使い方があるのでぜひ試していただきたい。

 1と2と3は関連しているし、2と3は連続線上にある場合もある。同じく4と5も連続線上に置くこともできる。