本橋カウンセラーの鳥の写真を見て思い出したのが上野動物園のハシビロコウだ。
動かない。だが、時に動いてまた止まる。
こちらは止まって見ている。
鳥と飛行機の写真は被写体が動くので難易度が高い。
昔、北海道の大雪山の高山植物の写真を撮っている方が、
あの風強き山にて、風が止んで花の揺れが止まるほんの一瞬のためにずっと待ち続けると語っていた。
ハシビロコウを撮るなら動かないので難易度は低い。
一方、ハシビロコウは動かないでいる自分を、人間がいつまで見つめていられるか、飽きて行ってしまうのかを見極めるために、ずっと待ち続けている。
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