体が凝ってしんどいとマッサージを訪れる人の体はかなり硬くなっている。
程度によるが、ほぐれてある程度柔らかくなるには何回かのマッサージが必要である。
柔らかくなれば、その後は柔らかい状態にすぐに戻るようになるのでときどきでいい。
T先生は最初は頻繁に、ほぐれてきたら間隔を空けてでいいと言っていた。
そして、運動をしなさいと言われた。ここでの運動とはスポーツではなく体を動かすことである。それによっても柔らかくなるからだ。
カウンセリングでも最初に来られていろいろたくさん話したいことがあるときは、
それほど間を空けずに続けて何度かすることで大分楽になる。
そうして、心が柔らかくなったら、後は間隔を空けてときどきの来談でよくなる。
ケガをすると機能的にはその周囲の筋肉がケガをかばおうとして硬くなる、もしくは、その部分がケガで動かせないから、その他の部分を使うことで不自然な動きになってどこか一部に負荷がかかる。
また、コリというかカタマリができることもある。乳酸が溜まったりするのだそうだ。
むちうちになったときも、首の筋の一部にたま、だま?のようなものができた。
そういうたまは全体的なコリとしては感じても、ピンポイントでは自分ではなぜかそれがわからない。
人から触って探り当ててもらってはっきりわかるのだ。
T先生はその箇所を随分と時間をかけて舟のオールを漕ぐようにマッサージして小さくしてくれた。
鏡を使わなければ自分の顔は見えないように、自分の問題は自分では見えないことがある。
カウンセリングではその人のコリ
やケガの場所と様子を探り当てて、当人に伝えるということをしている。
そして、そのコリのかたまりについて何度も話すことで解消されることが期待されるのだ。
マッサージとカウンセリングは似ているところがある。
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