主観に重きを置く思想の流れがある一方で、
客観を重視する科学の流れが並存してきているのが現代である。
近年のポストモダンというひとつの流れにおいては、
個人の主観でもなく、科学の客観でもなく、
社会の中で構成されていくものが大切とされる。
これを主観でも客観でもなく「共観」と言ってはどうだろうか。
共感ではなく共観である。
現代では主観と共感は別れているが、
もしかすると、このように昔とはまた違った形で合流するかもしれない。
だから共観はカウンセリングにとっても主観と客観に並ぶものとなるのではないだろうか。
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