夫婦カウンセリング

 カウンセリングは利用者とカウンセラーが1対1でおこなうものと思われるかもしれないが、そうとは限らない。

 確かに1対1のカウンセリング形態がメインだが、夫婦や親子とカウンセラーという1対2とか3の形態もありなのだ。

 ただ、そのような形態を活用するカウンセラーはさほど多くはない。

 しまうまカウンセリングでは、部屋に入る限り、何人だろうと誰だろうと対応する。人数が増しても料金は変わらず、複数だと値段が倍ということもない。


 さて、ここでは夫婦カウンセリングについてお伝えする。私の場合は、夫婦、夫だけ、妻だけという3パターンを交代しておこなう場合もある。

 ひとりでお見えになって家庭のことをお話しいただくのとは違った、ご夫婦そろってのカウンセリングの特徴を挙げてみる。


・話が早い:伝言伝聞が不要なのですぐわかる。

・話が確実:伝聞でないので確かな情報交換ができる。

・情報共有が容易:個人カウンセリングだと夫婦親子といえどもカウンセラーは内容を勝手に伝えられないが、目の前にそろっていればオープンに意見交換できる。なので互いの情報共有がよくできる。

・調整が迅速:その場に当事者がいるので関係調整が即応できる。

・片方からのみの訴え:片方が問題と感じていても、もう片方が問題ではないと認識している場合も少なくない。そういう状況でも両名そろっての利用が可能である。

・中立地帯:家族だけだと、つい言葉が荒くなり激昂(エスカレート、エキサイト)するものである。それが家でなくカウンセリングルームという別所で、カウンセラーという第三者がいる前だと、より冷静な話し合いが可能となる。

・カウンセラーの介入:専門家としての第三者からの視点で、カウンセラーは状況判断を伝え、提案、調整、仲介などができる。

・紛争解決:夫婦のカウンセリングは紛争地帯における国連の平和維持活動みたいなものだとよく例えている。二国間ではトラブってしまう場合に、中立的な緩衝地帯を設け、そこで紛争解決に向けた建設的協議を重ねていく。

・仲裁:広い意味で仲裁と言えなくもないが、カウンセラーは裁判のように裁定を下すわけではない。家庭裁判所での裁判や調停に関わりながら、同時にカウンセリングも利用される場合もある。もちろん、それらの手前の些細なことでもご利用いただける。

・合意形成:話し合いが進めば、何かしらの締結や妥結や合意をすることをお勧めしている。そのとき、カウンセラーはその証人になる。

・合意しない:納得できず両者の合意に至ることができないこともあるが、それもそれでありである。何でも丸く収めるとか、事なかれや、長いものに巻かれると決まっているわけではない。合意できない、平行線をたどる、しかし、協議は続けていこうという合意の仕方もある。国際外交と同じで、納得のいく条約が結べなくても、交渉は続けていく関係を保っていることに意味がある。

・合意内容の維持:お互いに運用しやすくした上で、合意した内容を後日のカウンセリングで推移を見守ることもする。一回だけのコンサルテーションだけでもかまわないが、その後の維持や定着や着地までご希望とあらばしっかりサポートする。


そんなわけでご夫婦で何か気になることがあるときは、お気軽にお二人でお越しください。