思い出の品
- しまうまさん
- 2020年9月17日
- 読了時間: 1分
先日、実家の物を片付けていたら、なつかしい夏のガラス皿に出会った。
もう何十年ぶりの再会だろうか。
子供の頃から夏になると冷えた梨や葡萄などが、
その緑と白の皿に
載って出てきたものである。
もうあと三つしか残っていなかったので、割れないようにくるんで保存した。
思い出は淡く消えていき、大方の生活の細部は見失われてしまうが、
丁度、写真のように、昔の思い出の込められた物を見ると、
そこから記憶と当時の感覚がただよってくる。
それは思い出のタイムカプセルなのだ。

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