今年の2月に日本催眠医学心理学会第65回大会を東洋学園大学で開催したことは、このブログでもお知らせしたが、実は、成瀬先生をお呼びする予定を立てていた。
しかし、先生は惜しくも去年8月にお亡くなりになった。
もう、一年近く経とうとしている。
言うまでもなく、成瀬先生は、日本催眠医学心理学会、日本心理臨床学会、日本リハビリテイション心理学会、日本臨床動作学会などの創設メンバーもしくは立役者である。
近年は動作法に力を入れておられたが、催眠医学心理学会ではあまりお顔を拝見することがなかったので、今回、本学会にお越しいただき、若き時から心血を注いでこられた催眠に、先生が今再びアプローチされるのを見たいと思ったのであった。
せめてもの代わりとして、追悼シンポジウムを企画させていただいた。
また、当日、会場には諸先生方からの提供による成瀬先生の著作・論文とお写真の展示をおこなった。その膨大なお仕事の一端が垣間見れるものであった。
会場に来られた方はご覧になられたと思う。
仙人のように、まだどこかの山の中に潜んでおられるように思えて仕方ない。

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