生きててもしょうがないという。
そうかもしれない。光陰矢の如し。人生はむなしい。どうせ死ぬし。
残りの人生にはさしたるものもない。あとは安らかに死ねるよう終活でもするしかない。
まあ、それもいいのだが、今から死ぬまでの間にちょっと行事が少なくはないか。
未来の時間と空間の中にイベントを配するのはどうだろうか。
記憶に色濃く残るのは出来事=イベントのエピソードである。
繰り返す日常の積み重ねはとても大切なことだが、
思い出すのはそれではなく特徴的なイベントである。
毎日普通に通学したことではなく修学旅行に行ったことが思い出に残る。
未来も同じで、オーディナリーライフではなくスペシャルイベントがあると励みになる。
日常は土台のようなものとして大切だがエピソードで花を添えたほうがいい。
そうすると、未来の人生に少し手がかりができる。
死という終点に行くことばかりに吸い寄せられず、
その手前で途中下車して何か見てみようという気になるのだ。
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