私のアプローチ④

最終更新: 2019年10月8日

みなさんこんにちは。しまうまカウンセリングでカウンセラーをしている望月です。数回お時間を頂いて、私のカウンセリングで用いているアプローチや心理療法についてお話をさせて頂いています。前回までは、私にとっての基本OSあるいは万能包丁のように、いつも使っているアプローチである解決志向アプローチ(解決志向ブリーフセラピー)通称SFA(SFBT)についてお話をさせて頂いておりました。今回からは、私にとってのフードプロセッサーあるいは画像編集ソフトのような、「毎回は使わないんだけど必要な時にはこれに頼る,これがないと困っちゃう」というアプローチについてお話させていただきます。

それは、持続暴露療法(長時間暴露療法)通称PE療法と呼ばれるものです。この療法はアメリカのエドナ・フォア先生が作られた、PTSDに特化したアプローチです。阪神淡路や3.11など大きな震災や広島の豪雨のような災害あるいは痛ましい事件や交通事故で、PTSDという言葉を耳にされることも多いと思います。PTSDは心的外傷後ストレス障害と訳され、ご自身が深刻なトラウマ(心的外傷)体験を受けた後、その出来事以降トラウマ反応と呼ばれる変化が生じて、生活上の機能障害がひと月以上続いていることをさします。

私たちの人生には様々なことがあり時にはトラウマ体験となる出来事も生じてきますが多くの方が体験後回復をしていきます。しかり、災害や暴力、深刻な性被害や事故、戦闘や虐待をご自身が体験された、あるいは近しい方がされたことを見たあるいは聞いた(あるいは消防士や警察官の方のように日々誰かが体験しているのにさらされている)クライエントさんが、トラウマ反応が一定期間たっても回復しない時にPE療法を提案しています。(PTSDとトラウマについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください)

私とこの療法の出会いは、大学院生のころでした。武蔵野大学というPE療法の研究も実施も盛んな大学でした。そこで先生方がPE療法を行っているのを遠目で見て、クライエントさん達が次々と回復されていく様子を見て、「心理療法とは何と凄いのだろう。人は傷ついても回復していくんだ。」と思ったのを覚えています。そこからいつかこのアプローチを身につけ傷ついた人々のお手伝いがしたいと思い、研修に参加しスーパービジョンを受け、現在はPTSDのクライエントさんにこのアプローチを通じて回復のお手伝いをしています。

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