よく教育領域ではカウンセリングは治すためではなく、育てるためのものだと言われる。
教育は治すことではないからだ。
療育という治療と教育の混ざった言葉もある。
臨床心理学ではあまり育てるカウンセリングという言葉は使わない。
しかし、育てるとは成長を促すことと解すると、
育てるカウンセリングは成長のためのカウンセリングとも言える。
成長のためのカウンセリングという言葉には馴染みがある。
カウンセラーのスタンスは教育者のように育てるものとは異なるが、
成長を支援するという意味では育つことにかかわるものである。
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