よくカウンセリングで人に話したところで、起きてしまった現実は変わらないという話しを聞きます。
そうだとも言えますが、そうでないとも言えます。
確かに、過去の出来事を変えることはできません。
しかし、その出来事の意味づけは変えることができます(アドラー心理学)。
たとえば、苦労した出来事も、つらかったと思われがちですが、その苦労があったからこそ今があるととらえることもできます。
人生万事塞翁が馬という諺で言えば、何が不幸の種か、幸福の種かはわかりません。
単純な幸か不幸かではないにしても、少なくとも、その意味は認知と記憶の森の中で変化していきます。
カウンセリングで語ることで、そういうことは変わっていきます。
だから、話すことに意味はあるのです。
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