身体感覚をどう捉えるか―パニック障害の話

紅葉の季節になると、樹々を見るために散策する人も多いようです。黄色や赤に色づいた葉を見て秋の深まりを感じることができます。このように人間は自分の外にあるものを認知して、いろんな気分に浸ることができます。一方、人間の認知は自分の身体の内側にも向かいます。身体の感覚は、温かい・冷たい、重い・軽いなど様々あります。たとえば、「身体が軽い」と感じて「今日は体調がいい」と解釈し、ウキウキした気分になることがあります。

自分の身体の中の感覚を認知して、不必要に否定的な解釈をしてしまうことで生じる病気がいくつかあります。たとえば、皆さんはパニック障害という病気を知っているでしょうか?かつては心臓神経症と呼ばれたりしていました。ちょっとした動悸が起きることは多くの人が体験することです。通常は、人間は不安になっても数分から数十分の時間が経てば自然に落ち着いてくるものです。しかしパニック障害を持つ人は、その動悸という身体感覚を、「これは心臓発作が起きている」「気を失って倒れてしまう」「死んでしまう」などと深刻に解釈します。そう考えると、恐怖でたまらなくなる気持ちが出てきて、さらに動悸が激しくなります。まさにこれは悪循環ですね。このような恐ろしい体験をしたくないために、外出できなくなってしまう人もいます。(パニック障害のカウンセリングでは、この悪循環を理解することがひとつの重要なポイントになっています)

もちろん、ある日普段とは違う身体感覚を感じて病院へ行き医学的検査をしたら本当に何らかの病気の兆候であった、というケースもあります。ですので、身体の異常を感じたら、まず受診するというのは良い考えです。しかし受診しても何の身体的異常も見つからず、結果としてカウンセリングを受けにいらっしゃる人もいます。今回紹介したパニック障害は珍しい病気ではありません。カウンセリングでは認知行動療法・森田療法などの考え方を用いて、回復のお手伝いをさせていただくことができます。


しまうまカウンセリング

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