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森田正馬が勧めた読書法(2)
ここで、森田的読書は何をするために考案されたものかを確認しましょう。じつは、森田的読書の目的は森田自身がその著にはっきり書いているのです。前回私が引用した部分のすぐ後に、このようなくだりが続いています。 「およそ神経質患者は読書するにも常に理解、記憶が悪くなったとか、精神が...
3月4日読了時間: 2分


森田正馬が勧めた読書法
多くの相談者の方は、いわゆる「メンタル系」の本を読んだことがあると語ります。悩みや症状について正確な知識を得ることは、適切に対処したり、周囲に説明したりするためにも大切なことだと思います。人に知られずに解決したいと思って、孤軍奮闘している場合もあるでしょう。良い書物に出会い...
2月23日読了時間: 3分


子どもが伸びる親からの言葉かけとは?
「鉄は熱いうちに打て」とか、「子どもは厳しく育てなくてはいけない」といった考え方を耳にすることがあります。しかし、本当にそうでしょうか? 例えば、あなたが職場で上司から厳しくきつい言葉で指導を受けたとしたら、どんな気持ちになるでしょうか。萎縮してしまったり、自信を失ったりす...
2月17日読了時間: 1分


気遣いと遠慮、そして忖度
カウンセリングでは、多様な「疲労」の話題が登場することがよくあります。肉体的疲労の場合もありますが、精神的疲労、すなわち「気疲れ」があることを訴える人は多いです。たとえば、気持ち的に敏感になっている人や、社交不安症や発達障害を持つ人は、対人関係の場面で相手への配慮を優先させ...
2月2日読了時間: 2分


意欲と計画性(2)
計画的にものごとを行おうとすることは、効率的に作業をこなし、困った問題に向き合い、生活を楽しんでいく積極的な姿勢と捉えることができます。 ところで、誰もが経験することとは思いますが、計画の立て方が上手くいかず、思ったように目標を達成できない場合もあるでしょう。計画の組み立て...
1月27日読了時間: 2分


意欲と計画性
多様なケースがあるものの、一般的に心の不調から立ち直ってくると、次第に元気が出てきて、ものごとに意欲的に取り組めるようになってきます。言い換えると、人がうつ状態または回避傾向から回復してきたり、心の葛藤が解決されてきたりすると、現実適応のほうにエネルギーを使えるようになりま...
1月22日読了時間: 3分


高齢化の進展と認知症
高齢化の進展とともに認知症は増加傾向にあり、以前にも増して身近な病気になってきています。 よくある症状は、同じことを何度も聞く、ものを置いた場所がわからない、言おうとした言葉が出てこない、ものごとの段取りを立てられない、などがあります。怒りっぽさや意欲低下などが見られる場合...
1月16日読了時間: 2分


不登校の子どもへの接し方:ひきこもりのリスクを減らすために親ができること
不登校の子どもを持つ親御さんから、「このままでは将来ひきこもりになってしまうのではないか」と心配するご相談をよく受けます。そのお気持ちはよくわかります。 ひきこもり支援を専門とする精神科医の齊藤環氏は、「子どもが家庭を安心できる場所だと感じられるようにする関わりが重要」(資...
1月9日読了時間: 2分


ランキングについて
YouTubeを観たり、インターネットの記事を閲覧すると〇〇ランキングに目が留まることがあります。ここ2,3か月の間に見かけたのは「私立大学人気ランキング」「昭和の美女ランキング」「うどんがうまい県ランキング」などです。ちょっとどうなのと思うのは、「やめて欲しいテレビ司会者...
2024年12月23日読了時間: 2分


植物を見ておもう
街路樹がイルミネーションできらきらと輝き、あちこちでクリスマス・ソングが流れる季節となりました。 数日前、用事があって京都に行きましたら、ちょうど木々の葉が赤く黄色く色づいており、お寺や神社のお庭が本当に美しかったです。前日から降ったりやんだりしていた小雨がちょうどあが...
2024年12月15日読了時間: 3分


話しやすさとは
今回は「話しやすさ」とは何なのかについて、考えてみたいと思います。相談室を訪れた人にとっての「話しやすさ」のことです。 これはたとえば、相談室の部屋のデザインや雰囲気、カウンセラーの人柄などの視点から考察することもできます。私の過去記事でもある程度ふれていますが、これらも大...
2024年12月12日読了時間: 2分


自分を大切にし、自分にやさしくしましょう
自身を大切にすることで心身の健康を保ち、豊かな人生を歩めます。
2024年12月11日読了時間: 2分


文脈と周辺情報
今回の記事の位置づけは、前回のシリーズ 「 おおらかさと捉え方 」 を補完する内容です。世代間の差違はあると思いますが、現代は「聴くこと」、すなわち「待つこと」の耐性が減少し、対話場面でもスピード重視になっているようです。このことを考察してみます。...
2024年11月25日読了時間: 3分


おおらかさと捉え方(2)
前回は一例として「たとえば、熱いお茶を飲んで深呼吸しておおらかになると、人の状況全体に目を配り、より温かみのある判断をくだすことができます」と書きました。 一応、誤解されないようにお伝えしておくと、「熱いお茶を飲んで深呼吸」というような簡単な対処法が、もちろんすべてではあり...
2024年11月13日読了時間: 2分


おおらかさと捉え方
「おおらか」とは、ゆったりしていて、慌てたり怒ったりしない様子を表す言葉です。英語で言うと generous や easy-going で表せるようです。気持ちに余裕があって、自分に対しても周りの人に対しても優しくなれる、そんな状態を示していると思います。...
2024年11月10日読了時間: 2分


雨の日と月曜日に
カーペンターズの懐かしのヒット曲の中で「雨の日と月曜日は憂鬱になる」と歌われています。雨は自然の天候、月曜日は社会で決めたこと、憂鬱の由来は異なりますが、確かに憂鬱な気持ちになる人も少なくないでしょう。天気と人が抱いている気持ちは同じ「気」ですから強く関連しています。北ヨー...
2024年10月28日読了時間: 1分


陰陽師
「光る君へ」に出てくる陰陽師について考えてみました。この時代は華やかな、雅びやかな王朝貴族の暮らしぶりが光を放っていました。しかし、光は政敵との駆け引き、騙し合い、裏切りという影を生みます。武士が台頭して来た平安末期まで、京都や近郊において大規模な合戦は起こりませんでした。...
2024年10月24日読了時間: 2分


適度な匙加減を体得する(2)
前回お話ししたことは、学問的な知見とどのようにつながってくるのでしょうか? 今回は匙加減の体得と学習心理学との関連を考えてみましょう。心理学を学んだ人には基礎知識的な内容ですが、一般の方には少し難しいかもしれません。興味のある方は他の本などもご参照ください。...
2024年10月23日読了時間: 2分


イライラなど、ネガティブな感情の背景にあるものは?
高い理想を持つことは、向上心や努力を促す一方で、実現が難しい場合には自己嫌悪・イライラ・欲求不満を引き起こすことがあります。特に、自信がないと感じている時は、自分への高すぎる要求が隠れている可能性があります。このような状態から抜け出すひとつの対処法は、自分を大切にすることで...
2024年10月22日読了時間: 2分


適度な匙加減を体得する
調味料の匙加減というのは、難しいものです。とくに私は調理の経験が浅いので、失敗するときも出てきます。 ある日、調理中に醤油を使いすぎて、完成した料理がしょっぱくなってしまいました。次の機会では、その記憶があったために醤油の使用を控えめにしました。そうすると今度は薄味になって...
2024年10月21日読了時間: 2分
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