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夏休みの終わり

更新日:2023年8月30日

夏休みも終わりに近づくと、毎年メディアなどで『9月から2学期が始まることで、追い詰められたような気持ちになっている人もいるかもしれません…が、学校の他にも居場所があることを思い出してくださいね』という呼びかけがあります。TVなどでもいろいろな形で連日流れていますので、ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。今年は、文部科学省大臣みずからが「小学生むけ」「中高生むけ」「学生むけ」「保護者むけ」、それぞれにむけた言葉遣いで「つらい気持ちはひとりで抱えなくて大丈夫。相談してくださいね」と、複数の相談窓口のQRコード付きのメッセージを発信しています。


9月の学校再開にあたって憂鬱な気持ちになっている方もいらっしゃるかもしれません。皆さま各人のご事情が異なると思いますので、どのようなサポートが有効かについても、各人それぞれ異なるのだろうと思います。身近な存在(家族や友達、先生、スクール・カウンセラーなど)のサポートが有効な場合もあれば、学校とは異なる場所で専門家(街のカウンセリング・オフィスやクリニックなど)と直接会ってサポートを受けることが有効な場合、または少し遠い場所の専門家との遠隔的やり取り(電話相談、SNS相談など)が支えになる場合、、、など、有効なサポートの種類も、お人によって変わってくるのではないかと思います。


大臣からのメッセージは国民全体あてのものなので、そこでは公の機関が用意した(主にネットを介在した)遠隔相談窓口がQRコードで紹介されています。それらの遠隔的心理サポートは、スマホ1台で気軽に繋がることができる良さがありますが、身近なサポートや対面での直接的なサポートを望まれる方は、ぜひ学校のカウンセラーや教育相談担当の教員の先生にご連絡されてみてはいかがでしょうか。これまでのご本人を知っている教員の先生や、学校の様子をよく知っているスクール・カウンセラーの先生と直接お話することも、意味があると思われます。また、当方しまうまカウンセリングにも、スクール・カウンセラーとしての経験が豊富な専門家がおりますので、「自分が通っている学校以外の専門家(学校臨床カウンセラー)と話せる機会」としてご活用いただくことができます。学校とは離れた場所でゆっくり話されたい場合など、当方のカウンセラーと話す時間に大きな意味があることでしょう。このように、同じ「心理サポート」であっても選ぶ窓口によってサポートの形や特徴が異なりますので、どうぞご自身(ご家族)に合った形を上手に選んでご利用いただければと思います。


秋から冬へ、実りある時間を過ごされるために、なにかお役に立つことが出来ましたら幸いです。


(文部科学省ホームページより)


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