位置づけと意味づけ

街歩きをしていて自分がどこにいるかわからないときはスマホの地図アプリで確認する。

定位、位置づけである。

人生を生きていて自分がどこにいるかわからないときにも位置づけをする。

出来事にどのような意味があったのかわからないときにも意味づけをする。

位置づけも意味づけも地図にピンを刺すように、時空上に自己もしくはイベントを定位させることである。


自分がどういう道を通ってきたかという位置づけ意味づけの集積が、自分は誰なのかというアイデンティティーにつながる。

過去、現在、未来における位置や意味を自分をからめて定めるのがidentificationすなわち身元確認、自分確認である。

過去の道程を見たくないとき、未来への道筋が見えないとき、今の自分の位置づけが霧に包まれることがある。アイデンティティが霧と化すdiffusionである。

位置づけも意味づけも変わりうるものである。

人間万事塞翁が馬だから意味づけも変わることがある。

リフレイミング(枠組み変換、視点変換)はそれを技法にしたものである。

アドラー心理学の意味づけにまつわることをつらつらと綴ってみた。

多分に構成主義的である。


カウンセリングはゆっくりと来た道を振り返り、じっくりと行く道を見定めて、自分の位置と意味をしっかり定めて、足元を固めていく作業をやってみることができる場である。