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スタンド使い

少年漫画の多くに共通する筋書きは、

普通の生身の主人公が、変身して強くなったり、

大きなロボットなどの中に乗り込んで巨大な力を発揮したり、

自分の僕(しもべ)のような手下が現れて助けてくれたりするというものである。

これは古くはウルトラセブンにおけるカプセル怪獣や、

ロボットを操縦するガンダム、

ジョジョにおけるスタンドなどである。

人馬一体というのもあるし、

現れたパートナーと人間的に交流するというものもある。

自分が強くなる、または、弱いままでも強い助け手がいるから大丈夫という願望である。

これを自我肥大などと無粋なことは言うなかれ、

大いなる勇気を少年たちにもたらしてきたのである。


心の中に現れるイメージはそういうスタンドに近いものもある。

自分の心の中にそういう助っ人スタンドがいるとわかるのは大変心強いことである。

エリクソンは無意識はあなたの味方であると述べているが、

つまり、あなたはスタンド使いなのである。


カウンセラーの仕事はスタンドの発現条件を見極めて、

それとコラボするお手伝いである。

(催眠には個人差と状況の違いがあり、必ずスタンドが出てくるわけではありません。)



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