身近にいる頑固な人

経験的に言うと、頑固な人はどこにでもいるものです。そういう性格傾向を持った人に出会って、困った思いをした経験が多くの人にあることでしょう。あるいは自分自身の中に、頑固な部分を見つける場合もあるでしょう。


「頑固な人」という言葉をパソコンで検索してみると、「めんどくさい」「嫌われる」「病気」というネガティブな言葉が同時に検索候補ワードとしてサジェストされます。病気という観点から見ると確かに精神医学的に考えて、自閉スペクトラム障害や自己愛性パーソナリティー障害、妄想性障害などのレベルに該当するようなケースもあるかもしれません。


頑固な人は自信があり、「自分が間違っているかもしれない」と考えることがほとんどありません。自分の考え方が正しく、スタンダードであり、他の人もそう考えるべきだと思っています。そのこだわりは強く融通が利かないため、周囲がその人を説得することが難しく、本人も一旦思い込んだ考え方を訂正したり、捨て去ったりすることが難しいのです。


彼らは他人の意見に耳を貸しません。周りに合わせることが少なく、「空気が読めない人」と思われていることが多いです。自分の間違いを認めず、間違いを指摘されると意地を張ってますます自説に固執し、他者の意見を否定することがあります。


長所としては、自分自身をしっかり持っている人だということもできます。彼らは信念の人です。困難にめげずに意志を貫き通すところがあるため、大きな目的を遂行していく力があります。能力的に何かしらの優れた面を持っていることも多く、仕事ぶりが徹底していて、得意なことに関しては完璧に仕上げる人であることも多いのです。


頑固な人への対応の基本のひとつとして私が考えるのは、「その人のプライドを傷つけない」ことが極めて重要だと思います。尊敬していることを伝えれば、有益なことを丁寧に教えてくれることもあります。その後の交渉もうまくいきやすくなります。


原則として戦う方法はおすすめできません。かえって良くない結果(時に泥沼化)を招きやすいと思います。例えば、感情的になったり、恥をかかそうとしたり、議論をして打ち負かそうとしたりはしないほうが得策です。


みなさん自身のご経験からは、どんな対応が有効だとお感じでしょうか?いろんなケースがあるため、一概には言えないところもあるとは思いますが…。もし頑固な人への接し方で困っている方がいらっしゃいましたら、カウンセリングで対応法を一度ご一緒に検討してみませんか?

葛西臨海公園のカワウとホシハジロ