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#24 アサーティブネストレーニングと私 ⑤新しいアサーティブネストレーニングへ 

こんにちは、しまうまカウンセリングの望月です。前回は「アサーティブネストレーニングを行っていく中で生じた疑問と大きな問い」について書かせていただきました。その問いとは「誰のためのアサーティブネストレーニングなのか?」というものでした。

というのも、心理士になってからの私は、それまでに「アサーティブネス」という価値観を押し付けて、トレーニングの中で失敗したことや、自分自身に対しても「アサーティブネス」か否かをコミュニケーションの基準にして非常に息苦しい思いをしていました。そこで私はもう一度大学に戻り、アサーティブネストレーニングについて研究をしてみようと思うに至りました。「攻撃性とアサーティブネス、アサーティブネストレーニングの効果など、しっかり研究をしてみたい。」そう思い、気がついたら休学をはさみ6年間(指導教員の先生ごめんなさい)、ようやく私の長い学生生活が終わったのは、2022年の秋でした。

その間に私は、これまでのアサーティブネストレーニングに関する研究をまとめたり、トレーニングを受けた人たちからお話を聞いてまとめたり、グループでアサーティブネスをしてその結果をまとめたりしてきました。そして、出た結論はこうです。「誰のためのアサーティブネストレーニングなのか?それはトレーニング受ける人のためのトレーニングで、ゴールは自分で決めていいのだ」ということです。それは「クライエントこそが自分の問題の専門家である」という考えを取り入れたからこそたどり着けた結論でした。そこでこれまでやってきたアサーティブネストレーニングを改定し、「解決志向アサーティブネストレーニング」と名付けました。




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