top of page

出版のお知らせ【12月末刊行予定】

今月末に『対話のぬくもり・現代の孤独問題とカウンセリング』という著書を出版します(翔雲社より)。読みやすい一般向けの本です。「しまうまカウンセリング」のサイトに私が連載中の記事を、大幅に加筆修正・再編集しました。年末年始の読書にいかがでしょうか?


20年以上、マイペースながらも臨床に取り組んでいると、検証できたことが蓄積してきます。ここで心理職としての活動の証をまとめ、わかりやすく発信しておこうと思い立ちました。もともと、記事は一般の人々を想定読者としていますので、基本的なことがらを厳選しています。カウンセリング初学者の人にも興味を持ってもらえるかもしれません。


内容は、昨今ますます深刻化している孤独問題とその心理的援助について、現場の臨床家の立場から真面目に考察したものです。専門性を損なわないと同時に、できるだけ理解しやすいように、心理職の実務で日常的に用いる知識や考え方を盛り込みました。孤独問題の実態とともに、専門家の対面カウンセリングの基本中の基本をみなさんに伝えたかったのです。


もっとも、臨床観というものは、職域の違いや拠って立つ学派などによって、違いが出てきます。たとえば、「しまうまカウンセリング」の所属カウンセラーを見てみても、一人一人に個性があります。本書は私個人の考え方を示したものに過ぎません。


私にとっては初の単著です。執筆しながら、考えを深めていく充実した体験になりました。やっと執筆完了に至ったので、しばらくは安心して眠れそうです。必要としている人の手元にこの本が届き、お役に立てることを願っています。出版にあたり、ご支援を賜りましたすべての方々に深甚なる感謝の意を表します。



bottom of page