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「大丈夫」と言いたくなるとき

誰かに悩みごとを打ち明けられたとき、安心させたい一心で「大丈夫、大丈夫、そんなことにはならないよ」と声をかけてしまうことはないでしょうか。相手を励ましたい気持ちから出ることばですが、相談した側にとっては「大丈夫と思えないから相談している」のです。そのため、かえって「気持ちをわかってもらえなかった」と感じてしまうこともあります。


 実際には、相談を受けた人も相手の不安を理解しているものです。しかし同時に、その不安を一緒に抱えるのは勇気のいることです。だからこそ、思わず「大丈夫」と言ってしまうのかもしれません。


 たとえば「体調が悪くて病院に行ったら精密検査を勧められた。大きな病気かもしれない。どうしたらいいだろう?」と打ち明けられたらどうでしょう。聞いた側も大きな不安を感じ、親しい間柄ほど落ち着いて受け止めるのは難しいものです。


 その点、カウンセラーは相談者と一定の心理的距離を保てる存在です。だからこそ客観的に話を聴き、気持ちを受けとめることができます。「それはご心配でしょう。不安になりますよね」と、相手の気持ちをそのまま言葉にすることができるのです。


 私たちが日常でできるのも、同じように「共感して聴く」ことです。すぐに解決策を示したり、不安を消そうとしたりしなくても大丈夫。相手の不安に寄り添い、「わかってもらえた」と感じてもらえることが、安心につながります。


 しまうまカウンセリングでは、安心して気持ちを話していただけるよう心がけています。ご利用者様の気持ちに寄り添いながら、ご一緒に解決に向けて考えてまいります。どうぞご利用ください。

                                             ルリマツリ
                                             ルリマツリ

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